誰がために早押しボタンは鳴る

昨日は賢押杯に行ってまいりました。早押しクイズはもちろん初めてです。会場は蒲田なのでラッキー。始まる前に川崎に寄ろうかとも思ったのですが、いくらなんでも天気が悪すぎるのと行ってもあまり時間が取れないのでそのまま会場に直行することに。
風雨で服がぐっちょりです。何時間も誘導をなさるスタッフは本当に偉大です。
エントリーを済ませて2,3人とお話をしてから、早押しの練習に。早押しボタンってこんなつくりなんだ。結局20問ほど座りっぱなしで1度も答えられず、こりゃやばいなあ、と思っていると開会式(?)がスタート。

約200名の参加者は6組に分けられ、各組で2人ずつが大ホールでの準々決勝、準決勝に進めます。組み分けが発表されて……うわきっつー。いや楽な組なんかありゃしないわけで、むしろ上位のクイズが見られる分いいか、と割り切って部屋へ移動。
まずはペーパーテスト。過去問より明らかに難易度が高い……。ローゼンメイデンの漫画版の作者がわからずおたおた。きっと正解率が高いのでやばいなー、なんて思ったり。「明荷」とか「メルクマール」が答えられたのはなかなか良かったと思うのですが。

続いて第2ラウンド、ここからがいよいよ早押しクイズです。第2ラウンドは5種類のクイズが行われ、参加者はそのうち2つを選んで参加します。私は早押しボードクイズとアップダウンクイズを選択。
しばらく自分の番が来ないのでじっくり他のクイズを見学。これがめっちゃ面白いのです。誤答が多くの場合、致命的な失点になる状況下でいかに押すか、知識と度胸が試される非常に高度な駆け引きだな、と。

さていよいよ早押しボードクイズがスタート。これはボタンを押した人以外も全員答えをボードに書くルール。正解しても貰えるポイントはボタンを押した人より少ないですが、しかしさきほど自分がいかにボタンを押せないかわかったので、押し負けても勝ち目のあるルールの方が良かったのです。
で、私は早押しが全然できない中、確実にボードに正解を書いてちょっとずつ点数を上増し。まあ1問押して取ればいい位置に入れるかな、と思っているところに来た問題は、「2000年の選挙でブッシュを上回る……」というもの。ようやく俺のターン!とばかりにボタンを押し、「アル・ゴア」と無意味にフルネームを記入。思いのほか他の方々は落としてくれたので、ちょっと有利に。一時はトップに立ったのですが、そこから先、ほとんどボードに正解を書けず、最終的に3位で終了。まあ悪くない位置ではあるのですが。

次に参加したのはアップダウンクイズ。1問正解すると1点、4点取ると通過、間違えると得点がリセットされる、というシステム。さっきとは打って変わって純粋な早押しクイズに不安はありつつもわくわく。と。
……全40問中39問目までまったくボタンを押せず(笑)。左隣の神が非常に攻撃的なクイズを展開するなか、ずーっと「へー」「へー」と繰り返すばかり。40問目、これをとっても順位は変わらず最下位だと言うことがわかっていながら空気を読まずに回答。だってこれ先週スポーツ四択で見た問題だもの、というのは秘密。

ってなわけで、いくらなんでも最下位を引いた人間が次に進めるわけもなく。5種のクイズで得たポイントの上位6名が3ラウンドの早押しに進めるのですが全然足らず。
ただしここでさっきのペーパークイズの点数が発表され、まだ3ラウンドの進出権を得ていない参加者の中で上位2名も上に進めます。

で。2位でした。
いやだから早押し無理なんですて。強豪に囲まれてがくがくぶるぶる。しかしもうかくなるうえはガンガン突っ込むしかないかな、ということで、「ちっちゃな雪使いシュガーや……」という問題で、「シュガー・ベイビーラブ」を唄ったグループを答えさせるのかな、と読んで早めに押し、「ルベッツ」と答えるも正解は「シュガー・ベイビー・ラブ」。深読みしすぎです。
続いて「アリバイ」が答えかな、と思って押すとその直前に問題文に「アリバイ」の文字が登場。うわじゃあわかんないよ、ということで×2。×3で失格なんですけど。さすがに最後まで卓についてたかったので慎重に。「阿佐田哲也」をなんとか答えて○1個つけて終了。めちゃくちゃ楽しかったですがもうちょっと答えたかったです。

そこから先は観戦……と思いきや敗者復活戦。ホールの200人弱が○×で10人にまで絞られ、敗者復活の早押しに参加できます。
で。5問連続奇跡の正解でステージ上へ(笑)。ここまで残ったのは9名、ここから早押しで2人が準々決勝に残れます。CNを名乗ると客席から「歌人乙!」。良くご存知でww。が。

だから早押し無理なんですて。1ミスした以外なーんにもできず。わかる問題も押し負け。ダメダメですがな。

上位の対戦は痺れっぱなしでした。なぜそんなヒントで答えられるのか、そもそもその答えは何なのか、私の理解を遥かに超えたすさまじい戦いを見れました。神です、神。あの舞台に立つのは……ちょっと無理ですね。

帰りはいろんなひととぐだーっとしゃべったあと、雑線、というか線結びの王様と駅までご一緒。川崎に寄ってみようかと思ってるんですけどー、と言うと連れて行ってくださるとのこと。ありがたいことです。ウェアハウス川崎のQMAコーナーに着くと……カオス(笑)。なんであなたがここに?というすさまじいメンバーが。線の方の前でトナメを1クレ、情けないところを見せた後はいろいろ見学。学問の新問がごくわずかしか出てこないのでみんなで辟易したり。いろいろあって日付が変わったあたりでウェアをあとに。と。


ウェア-川崎駅間ですれ違う人たちが一番カオスなんですけどwww
打ち上げからウェアに向かう方々に挨拶などしつつ、東海道線で品川へ。9分って近すぎですがな。みなさんはおそらく朝までいたのでしょうね……。かなり面白いものが見れたような気もするのですが、まだ電車があるなら帰るか、という感じでした。

結論:早押しクイズの楽しさは異常。