賢押杯2009、前編

長いです。自己満足です。その上記憶が不確かです。それでも良ければ読んでやってください。
ルールその他、企画内容についてはこちらをご覧下さい。

before

オフラインのクイズ大会は、賢押杯2007がはじめてでした。
というか早押しボタンを触るのも生まれてはじめて。開会前のフリバでは20問聞いて1回もボタンを押せずこりゃー駄目かなとか思ってました。
ボタンを押しての正解は部屋別予選の「アル・ゴア」「2球団」*1とペーパーで救済された部屋別代表決定戦での「阿佐田哲也」の計3問。もちろん先には進めませんでしたが、ちゃんとボタンを押して正解を出せたのと、ペーパーで全体の20位に入れていたのが嬉しかったのを覚えています。
その後敗者復活の○×で奇跡的に勝ち上がり、ステージ上で早押しに参加できたのですが、何にも出来ずにちょっと悔しかったです。レベルが違いすぎたのですけれど。


2008年。もちろん2回目の早押しボタン。
教室の組み合わせが酷くて泣きそうになりつつも、一年前よりは確実に進歩していて、回答権を取れることが増えました。部屋別決定戦には進めませんでしたけれど、たくさんボタンが押せるようになりました。
あとはホールでのんびり観戦、とか思っていたらペーパー2位(!)で名前を呼ばれ大慌てでステージに。また今年も空気のまま帰るんだろうなーでも1問くらい答えたいなあと思っていたところで1問取れ、そこから奇跡の4連答。準決勝=ベスト8に進むことが出来ました。
準決勝。1年前に較べて知り合いも増え、応援してくれる方の多さに感謝することしきりでした。ほかのベスト8の方々とレベルが違いすぎるのを実感しつつも何とか2問答えることができて、個人的には大満足でした。


そして2009。
今年は少し、予行練習ができました。12日、シェンさんの呼びかけに乗って池袋で3時間弱早押しさせていただくと言う非常に幸運な体験をさせていただき、前日フリバにも短時間ですが参加できました。調子はかなり良く、これなら部屋の代表になれるかも! とか生意気なことを考えつつ、蒲田へ向かいました。電車の中では2年前の経験をいかして、「9月22日」のwikipediaを読んでいました。ちっとも頭に入らないんですけど!




開会→ペーパー

少しだけフリバに参加。やっぱり調子は悪くないです。
ホールでは流山軍団席に。知り合いが多いというのは本当にありがたいことです。
ペーパーには毎回救われていますし、去年は出来すぎとはいえ全体で2位。今回も救済が期待できるくらいの成績を残したいので、かなり緊張していました。
解いてみると序盤はさくさくと埋められるものの、後半は明らかに難度が急上昇して空欄だらけ。とりあえず思いついた単語は書き込み、残り時間は「アンタナナリボ」がどこの国の首都だったかを考え続ける作業に。マダガスカルって国はないよなーとか思いつつ他に思いつかなかったので取り敢えずマダガスカルって書いときました! あほ。
最低だったのは散々QMAで回答している「IPCC」が出てこなかったこと。Iで始まって残り3文字はPとCの組み合わせだということしか自信が持てませんでしたw アルファベットに弱いのは昔からですがこれは頂けない。お陰でかなり焦りました。


参加人数が100人近く増えていることもあって、さすがにこれでは厳しいかな? というくらいの手ごたえ。仕方がないので教室で頑張る!



1限 サツキ教室

教室で代表になれなくてもホールでもう1回チャンスがあるのですが、15人から代表2人を選ぶ教室別に対してホールは150人以上の中から4人。正直シビアすぎるので、ここで何とかするしかありません。
メンバーを見てまず思ったのは、AnAnプレーヤーの割合の高さ。こちらも全くやっていないわけではありませんが、プレーヤーの情報は殆ど持ち合わせていないので実力のほどは計量不能。分かる限りでは1番やばいのはたょねりさんだと思ってました。


■1R ローリングクイズ
ここで15人から5人に絞られます。制限時間は60分。くじ引きの結果最終組からスタートでしたが、1セット目は1位抜けで+4pts。何答えたかは覚えてません(笑)。
その後は3抜け→3抜け→2抜け→2抜け→1抜け→1抜け→1抜け→2抜け→2抜けでずっと最終組にいられました。取った問題で覚えているのは「MAZDA ZOOM-ZOOMスタジアム広島」「かみのけ座」「ジャン・ポール・サルトル」「デイリースポーツ」。展開としては前半戦で僕とたょねりさんがかなり優位に立ち、ある程度間違えても残れる目処がついてきたので少し早めにボタンを押していく戦法にシフト。「関西初のスポーツ新聞/」とか、誤答のペナルティが大きい局面なら絶対押せてません。サルトルは「実存は本質に先立つ」で押せたんで結構嬉しかったです。
反省点は「『白い人』で芥川賞」まで聞いておいてなぜか「辻仁成」とか口走ったこと。我ながら何でそう思ったのか理解しかねる……

そんなこんなで1位抜けで5○3×に進出。俺今日行けるぜ!


■2R 5○3×
歌手の問題で曲名が読まれる→よく分からないけど確か四文字の問題文でこの曲名見たことある気がする→ええい今日は調子いいし行っちゃえ→「矢野顕子」→×*2

ヒルの卵を何とか→何人か一斉に反応、自分のボタンが点く→「ピータン!」→×(案の定バロット)


……調子に乗りすぎました。ほとんど○を積まないうちに2×付けるという最低の展開に。おかげ様で川澄綾子とか答えが浮かんでもボタンが押せない苦しい状況。○の数も先行できてはいましたが、飛んでしまっては話になりません。あとは取れる問題を確実に取るしかなく。確実に○を付けていくのはやはりたょねりさん。でも2位までは抜けられるし、とにかく慎重に行く方向で。
ここも何取ったかいまいち思い出せませんが、何とか4○までたどり着いて出たのは、「漢字では「いまだかつてあらざる」……」という問題。これ、前日のフリバで聞いたのと同じ振りでした。たぶん「未曾有」だよなーと思いつつ怖くてなかなか押せなかったのですが、「麻生太郎」の名前が出たので押して回答。運が良い!

厳しい局面でしたが首席で通過に成功。次席は、こちらも2×をつけつつ「前日フリバで聞いた」パックマンディフェンスで5個目の○を獲ったたょねりさんでした。



2限 ホール

既に本戦出場権を獲得できたのでここは観戦タイム。嬉しいです。
途中で先日池袋でご一緒したゆらさんにお会いし、勝ち抜けたことを伝えるとゆらさんもきっちり通過なさっておられました。やっぱり強いなー。

その他にも勝ち抜け者には知り合いがたくさん。それ自体は喜ばしいのですが困ったのは本戦1回戦がきろぴょんさん、アランくろきさんと同組なこと。特撮出るな特撮!
ちなみにホールではこの3人で並んで観戦してました。


ホールはやっぱり厳しく、上級者もステージまで行くのはかなり難しそうな展開。その中でもきっちり勝ち抜けるのは本当に実力のある人にしか出来ないことだと感じました。つくづく先に抜けられて良かった……

2Rホール組のペーパー上位も発表され、50点で3番目に呼ばれました。1位はミイラの呪い(QMA的にはそくしんイム)さん、2位がゆらさんだったのでこのお2人に続く成績というのはかなり優秀かな、と。


今自己採点してみるとアニゲ7、スポーツ7、芸能8、ライスタ7、社会5(笑)、文系9、理系7で50点ですが、もしかしたら内訳は違っていたかもしれません。不安要素だった理系もそれなりには取れましたが、何とかなるだろうと思っていた社会が酷い。酷い。酷い。
あと初代横綱は「あかししかのすけ」だと思ってました。QMAでは「明石」しか聞かれないんだもん。ちゃんとエフェを作っておいてくれなくては困ります。
あとホビーの四択で出る羽生が七冠を決めた棋戦(王将戦)を間違えたのは頂けません。オスカー・ドミンゲスって書いてあるのにデカルコマニーも出来なかったし、一応守備範囲だと思っているものは取れるようになりたいです。

総合順位は覚えていませんが一桁だったのは間違いないです。これは嬉しい。



本戦1回戦 早押しクイズ60問一本勝負

ゆらさんも同室でした! 無茶言うな!

QMA系ではホールのアタサバを勝ち抜いたGOYO54さん、関西からアルカナさん、AnAn登録になっていますがそくしんイムさんやPR1さんなど。それ以外にAnAnプレイヤーでも僕が名前を聞いたことのある方が何名か。おいおい……

勝ちぬけられるのは12人中5人。厳しいですが、問題数に制限があるので取れるものを確実に取っていくしかなさそう。問題数を途中で教えてくれないということで最初は数えておくつもりだったのですがすぐに集中力を削ぐだけだと気づいたので純粋に問題に集中することに。

ここももう何取ったのか全然覚えていないのですが、結構早めにポイントが取れたのと、結構多くの方が×をつける展開で、無理せず取れる問題だけを取っていくことが重要かな、と思ったので確信できるものだけを押していくようにしました。「ある歴史上の人物になりきった主人公が……」みたいな問題文だったので作者まで聞いてたら押し負ける、と思って早めに押して「パルムの僧院」と答えたら『ナポレオン狂』だったりして−1される局面もありましたが、常に上位5人に入りつつ進められたのでその点は助かりました。
結果、6ptsで望外の1位通過。ミイラの呪いさん、ぴろっぴさん、きろぴょんさん、エリーさん(凄い格好をなさっておりました……)と共に、準々決勝に進出です。



本戦準々決勝 ボーナスつき早押しボードクイズ

ここまで残っているのは20名。10人ずつに分かれて4人抜けです。

僕の入った2組目のメンバーを速報ブログからコピペ。敬称略です。

しんほむら(第5教室/1位)、パルスィ(第1教室/2位)、ぴろっぴ(第5教室/3位)、ニューヨク(第1教室/4位)、エリー(第5教室/5位)、小祝(第11教室/1位)、りささ(第6教室/2位)、蒼崎サード(第11教室/3位)、四方山坂?!(第6教室/4位)、エルネスト(第11教室/5位)


うーん……
どうやったらこの面子で勝ち抜けるのかよく分かりませんでしたが、問題数が15問と限られていることから、「ボタンを押しての誤答を出さない」ことを最優先にしつつ基本的にはボードで何とかついてゆき、(1問くらいあると期待したい)得意分野の問題での早押し正解を目指すことにしました。

1問目は映画問題。前振りは全く未知のエピソードでしたが、「フランク・キャプラがアカデミー監督賞を受賞」という情報があったので『或る夜の出来事』かな、と思い浮かびましたがボタンを押すほどの確信は持てず。スルーだったのでボードに書いてみると単独正解。いきなり+3は大きいです。
2問目は前振りでなにやら法律用語が並びましたが、「死刑の基準」みたいなことが聞こえたのでここでボタンを。ボードを見る限り合っているのはサードさん1人。気合を入れてボードを掲げる自分!


つ「永山規準」





「規準」?





「『規』準」……?



な、なんでひらがなで書かなかったんですか……あほですか……。



ちょっと調子に乗りすぎだったのだと思います。本来なら+4で計7ptsにできたところが−3で0ptsに逆戻り。この場でこのチョンボは痛すぎる。
しかし経過を見てみれば、残りはまだ13問でポイントがあるのはサードさん(「永山基準」ボード単独正解で+3)だけ。他の方にはまだビハインドを取っているわけではないので、最初の2問は忘れて集中することに。

ここからの内容としては、サードさんが早押し、ボードともに正解を重ねて先行。自分も「イタリア語で「馬鹿」」で「GONZO」(ボードにはひらがなで書きました。3問目以降漢字・アルファベットは怖くて書けず)を早押し少数正解して少し楽に。そこからはボードで少しずつ積んでいき問題を消化。「トロツキー」、「サイクルヒット」などはボタンが押されてから出てきました、助かった。
途中自分のポイントが1つ少なく表示されていたものの、アピールに応じて訂正して頂けました。流れを止めてしまいましたが、対応してくれたスタッフの皆様には感謝を申し上げます。

13問目を終えた時点で、蒼崎サードさんと四方山坂?!さんがほとんど抜けを確定しており、3位が自分、2ポイント差にあとお3方が並んでいたと記憶しています。ここで早押しが取れれば勝ち抜けを確定できますが、なにより−3が怖いので絶対に無理はせず、ボードでいいので確実に点を取りたいところ。



ここで出たのが、「飛行船が青白い光を放つ現象で、かつて航海士が/」(?)というような問題。全く分からなかったので、違うとは思いつつもとりあえず「キルリアン」とか書いてみると、殆どの方が「セントエルモの火」と書いていらっしゃる。





???何それ???




いやまあ自分の知識不足がいかんのですけれど、ここに来て少数不正解を引くのは痛いです。というか全く聞いたことも無い言葉なのでみんなが知っているということにショックが大きく。
これで4位タイのりさささん、小祝さん、ぴろっぴさんまでのリードは1ptsに。早押しで正解が出てもボードさえ当てられれば必ず抜けられるはずなのでボタンを押す気はあまり無く、ただただ14問目のように、「自分だけ知らないこと」が来ないことを祈るばかりでした。


問題は、世界各地を何とかかんとか、という振りで、「たけうちかなえ」が歴代1位。ここで小祝さんのボタンが点りました。これ取らなきゃまずい!
さて考える。まず脳内で「竹内香苗」と変換され、TBSテレビかラジオについてのことだろうと当たりをつける。そこで前段の振りから「世界ウルルン滞在記」に思い至り、ここでようやく「竹内海南江」に変換し直される。ということは。


つ「ミステリーハンター



これで何とか1ポイント追加し、やはり正解なさっていたりさささんの追撃を凌いで4位での通過を決めることができました。ポイント確認のあいだじゅう気が気ではありませんでしたよほんと。


ともあれ、これでベスト8。再び準決勝・ステージの上に立てる。緊張のあまり内臓器が悲鳴を上げていましたが、それでも、あの場所に再び立てる、ということが、心の底から嬉しかったです。


続きます。

*1:現在日本のプロ野球で一人の投手がセ・パ12球団全てに勝利するためには、最低いくつの球団に所属しなければならない?

*2:答えはJUJU。芸四字ということしか合ってないです(笑)