補遺

いま戦略的に考えれば、3戦目の出題は明らかに間違いです。ここはスポパネでもう1セット様子を見るべきでした。
れおさんの出題は芸セレ→社その他の読みで間違っていませんでした。それならば社その他の回に勝負をかけるべきだったのではないかと思います。
3セット目にホビーを選んだ理由は上に述べたとおりですが、あそこで1セット取られることを許容するほどの勇気がなかった、というのも事実です。少しでも早く決着をつけようという考えでの出題でしたが、あと一歩我慢するべきだったのかも知れません。

自分が決勝の舞台に立ってはじめて、レキさんのほんとうの凄さを理解した思いです。




合計順位の関係で、自分が2位でした。
掛け値なしに厳しい予選を勝ち抜いた128人の中で2位。素晴らしい結果を残せたと思います。決勝が終わって以降声を掛けて下さった方のうち、8割は「残念でした」とか、「惜しかったですね」と言って下さったのですが、「おめでとうございます」と祝福の言葉を頂くこともありました。僕個人としては、「おめでとうございます」と言って下さった方が嬉しいです。最大限のパフォーマンスは出せたと思っていますし、賢竜杯FINALを見学に行った3年前からすると、賢竜杯の決勝の舞台に立つ、などというのはそれこそ信じがたいことです。
そこで僕が演じた戦いは「賢竜杯の決勝」に恥じないものだったと自負しています。QMAプレイヤーとして、こんなに嬉しいことはありません。


あと1問取れなかったのか、ということは、たぶんこの先もずっと考え続けてしまうと思います。けれど僕が最終試合で落とした2問は社会・線結びとスポーツ・並べ替えでした。どちらも一応自分の武器です。
先述のとおり決勝のメンバーは戦略上かなり自分に有利な組み合わせだったと思っていますし、実際の出題にもかなり恵まれていたと感じています。
それでも勝ちきれなかったのは、自武器を詰めきれなかった甘さと準備の足りなさ。これに尽きると思います。もう少し普段から問題を調べるなり見なおすなりという習慣があれば最後に自武器の調整もできたのかも知れませんが、そんな余裕は全くありませんでした。


自分から見た敗因はこんなところでしょうか。

逆に勝因というかここまで来れた理由、という話になると色々ありすぎてちょっと語りきれません。普段から店対につきあって頂いている方々にはひたすら感謝です。前日に誘って下さったかぎろひさんとてるおには格別の感謝を。


あとは。


ここから先は自分で書いていてちょっと気持ち悪いので(笑)、上げるかどうか迷ったのですけれど。



自分がQMAをやってきて、総合力で明確に「抜かれた」と思うのはひとりだけです。もうひとりやばいのがいますけどそれは取りあえず置いておいて。
そんなに勝てないつもりではなかったのですが、作を重ねるごとに明らかに距離は開く一方で、トナメの決勝12問ならともかく24問やったらもうどうやっても勝てそうにないし、実際に店舗大会の決勝で当たっとしてもまず勝負にならずに終わってしまう状態が続きました。その度に酷い愚痴日記を書いているのは、ここを読んで頂いている方ならご存知かと思います。
明示的には書いていないかも知れませんが、僕が自分のことを弱いだのなんだの言っているときは、「れおと較べて」という形容詞が隠れてます。自分がQMA6のヘビープレイヤー全体から見てもそれなりに上位に入れているということが分からないわけではなく、過度な謙遜は不愉快だ、と揶揄されることもままありましたが、それでも他のプレイヤーにはほとんど興味がわきませんでした。
QMA6の目標は賢神です! とか言ってたのは、直接勝つより賢神取る方が簡単だと思った(今作の仕様を知ってたらもうちょっと別の目標にしてましたw)からですし、わざわざコミケにスペースを取って相当な時間を費やして社マル本を作成したりしたのは毎度毎度社マルで挽回不能な差を付けられる状況を変えたかったからに他なりません。


決勝まで残ってこれだけの戦いができて、僕はほんとうに楽しかったですし、とても嬉しかったです。賢竜杯という舞台で6試合も真剣勝負ができて、この上なく幸せでした。
最後勝てなかったのは悔しいですけれど、間違いなく最強と認められている中でそれを実証するのは、余人が考える以上に難しいことだと思います。それを達成してしまうあたり、やっぱこの人すごいなー、と、それはもう素直に感心してしまいます。そしてその場に立ち会えたことを、決して忘れないと思います。


ずいぶん長くなってしまいましたが、
要するに何が言いたいのかというと。



優勝おめでとうございます!!