賢竜杯七 part2

◆準々決勝(16→8)
 ここからは復活なしの2位抜けです。
 お相手はほへぷらすさん、コーサカさん、はらっとさん。
 もちろんまあ厳しいのですが、ストレートにここまで来れたので、4戦目のこの試合では完全同一以外なんでも出せます。
 必死でみなさんの出題履歴を確認したのですが、何が飛んでくるかはさっぱり不明。はらっとさんがサッカーを出していないのがちょっと怖いところ。ほへぷらすさんがアニマルの個別形式を自由に選べるのがとっても怖いところ。
 グラフと相談しつつ、それぞれにそれなりに有効そうな美文を選びました。


漫画(ほへぷらすさん)→美文→ライキー(コーサカさん)→サッカー(はらっとさん)


 ここは出題に助けられた印象が強いです。漫画でちんぷんかんぷんな並べ替えが出てほへぷらすさんとはらっとさんに先行されるも、美文+ライキーで逆転。ライキーはかなり難しめで1ミスしましたが、それでもじゅうぶん追い風でした。ラストサッカーも線結び落としたりしましたが、それでもかなり貯金が残って1位通過。2位はコーサカさんでした。それにしてもきみ強いな!




◆準決勝(8→4)
 おれんじさん、きろぴょんさん、ルートゼロさん。
 ルートゼロさんとは前回決勝以来の再戦です。
 出題はサブジャンル以外からの選択となります。ここは一択。


アニキー(おれんじさん)→ライ並→音楽(きろぴょんさん)→社パネ(ルートゼロさん)


 アニパネとアニキーは実はかなり不安だったのですが、分かる問題が続いて全答。続く自出題はライフスタイル並べ替え。この大会のために用意した新武器です。ほんとに。これがほんとうにばっちり当たって、全員に計2問差取れました。リードが取れたので音楽はじっくり長考して全答。社パネは「キュー」ガーデンのスロットで「キュウ」と答えて単独不正解とかになりましたが(ダミーの文字は選んでほしいな。。。)、合計1ミスの1位通過。2位はおれんじさんでした。
 毎年準決勝は調子がいいようです。挑戦権は(以下略





◆決勝



 お相手はさてんるいこさん、おれんじさん、てるお。
 このメンバー相手にどうやったら2セット取れるか。

 そもそも決勝のルールはあんまり把握しておらず、試合開始前に対戦相手に教えてもらいました。するとこれが厳しい。
 ボンバーマン2本先取は変わらないのですが、個別形式と総合形式は全く別扱いで、完全に真横の形式だけ使えなくなります。サブジャンルは横縛りなし。
 なんとかして長期戦に持ち込んでさてんさんのスポ順、おれんじさんのアニ多と芸線、てるおの各種マルチと勝負のタイミングをずらすしかないのですが、ちょっと方法が見つかりません。先達に倣って1セット目ノンラン・・・・・・はそもそも星がありません。
 今回はライスタを何度も投げられるルールなので、ホビー、ライパネ(とくに並べ替え)、ライキー(とくにタイピング)あたりを順に投げて勝ち抜ければ、という構想でした。他ジャンルの武器はぜんぜん用意してないのです。
 しかしここまで来た以上、ないといっても仕方ありません。手札としては期待値が高い順にホビー>芸キー>美文>ノンパネ>スポ並。左右端のジャンルはほとんど星もありません。
 1セット目はみんなメインを切らないいう予想に基づき、ホビーで勝負。


音楽(さてんるいこさん)→アニ多(おれんじさん)→社マル(まほうよわい)→ホビー


 あまり記憶が・・・・・・。アニ多は2ミスだったはずで、ぼくにしては上出来ですが、むろんこのメンバーでそれではいけません。社マルは1ミスで離されずに済みましたが、自選に入るまでに1位のてるおまで3問差。1問返せましたが、さすがにあと2問は無理ってものですね。



てるお1勝。



◆決勝2セット目

 言うまでもなく1番重要なのは、てるおが1位を取らないこと、です。しかしとはいえ自分が勝たないと話にならないのも事実。
 スポ順という手も考えましたが、これはさてんさんとてるおが競った場合はいいものの、ぼくとてるおの勝負になった場合に目も当てられません。というわけでさてんさんやおれんじさんがある程度強く、かつぼくがてるおに対し比較優位の可能性が高い芸キーを選びました。店対の経験から芸エフェを選ぶか結構迷ったのですが、HARDが選べるこちらに。


スポ多(まほうよわい)→芸キー→芸線(おれんじさん)→文マル(さてんるいこさん)


 スポ多はそこまで難しくなかった気がしますが、この期におよんで阪口慶三を間違える体たらくであっさりリードを取られる。芸キーは難易度はばっちりでしたが、結局謎のエフェクトで差し返されて水の泡。そしておれんじさんの芸線。……芸線。ラストさてんさんの出題がスポ順ではなく文マルだったので美文の難しい問題が6問続けばあるいはなどと思わないでもなかったですが、当然そんなことは起こらず、むしろ歴史が多めで2ミス。



てるお2連勝であっさり終戦



 うーん、個々の解答については反省点もありますが、全体で見ると出題も別に間違ってないと思うし、これで2勝はちょっとむずかしいというのが正直なところです。いくらなんでも用意がなさすぎた。もちろん「この出題はダメです」と思ったかたは教えてください。参考にします。
 2〜4位は順位点が一緒なので総得点で3位でしたが、まあこれはほんとに大して意味ないですかね。あと1位と4位取るとサイクル賢竜とかになってなにか貰えるんでしょうか。


 率直な感想としては、よく決勝までこれたなー、ということに尽きます。QFカードはミューに較べて正解率が1%以上低いので、稼動当初より総合力が落ちているのは間違いないでしょう。ゲーセンに行かない週もけっこうあったはずです。店対に至ってははQMA4〜6との比較でいえばほとんどゼロに近い。そしてなによりマルチ使いが前回より圧倒的に多い。
 結果を見てるとまあマルチも投げられてはいるのですが、たぶん平均からするとずいぶん少なくて済んでいるはずです。最大の懸案だったアニ多も決勝でしか来なかった。
 組み合わせもかなり恵まれたといって良いでしょう。「楽な組はない」って言いますしそれはまあ当然なんですが、「厳しい組」と「超厳しい組」ってのははっきりあって、それをとくに1位抜けのところで避けられるかどうかというのが、今回はかなり決定的だったように思います。


 今回はクジもなければドラフトも封鎖もないという、かなりシンプルなルールでした。個人的には色々縛りがあるほうがすきなのですが、実際問題ぼくは星がぜんぜん埋まってなかったので、このへんの縛りには対応できなかったと思います。
 今回の3位は自分の期待よりずいぶん上だった、というのはたしかです。ぼくはいまでもスキンヘッドのジョナ・ロムーを目にするたびに、内心「こいつめ……」と思うのですが、阪口慶三や藤平益人を見てもそうは思わないでしょう。



 賢竜前にPCに貼りついて問題を見なおしていて、もうこのゲームいいかな、と思ってたりもしました。もちろん引退などとは絶対に言いませんが、一番強かったとき+αにするのはちょっと時間がかかりすぎるという気がしました。
 決勝が終わったときも、あまり悔しいとは感じませんでした。去年はあんなに悔しかったのに。





 でもやっぱ、うらやましいな、とは思いました。
 それでじゅうぶんですかね。





 このゲームは本当によくできてます。
 今年も一番強いひとが勝ちました。





 また来年がんばりまーす。